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【米国株動向】ズームの株価が6月に11%上昇した理由

モトリーフール米国本社、2019年7月8日投稿記事より

ビデオ会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)の株価は6月、投資家が上場企業として初の決算発表を歓迎し、再び上昇しました。

【米国個別株動向】ズーム、上場初日に株価急騰

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、6月の株価は11%上昇で終わりました。

ズーム
(画像=Getty Images)

下のグラフからわかるように、ズームは6月6日の決算発表を受けて急上昇しましたが、その後月末にかけて下落しました。

ズームの株価の推移(単位:%)

【米国株動向】ズームの株価が6月に11%上昇した理由
(画像=出典:YCHARTS。2019年7月10日時点)

第1四半期(2月〜4月)の決算発表を受け、株価は6月7日に18.4%上昇しました。

売上高は前年同期比103%急増して1億2,200万ドルになり、アナリストのコンセンサス予想の1億1,200万ドルを容易に上回りました。

特に、年間10万ドル以上を支払う顧客からの売上高は120%急増しました。

これはズームが顧客を付加価値の高いサービスに移行させていることを意味し、SaaS(Software-as-a-Service、ソフトウェアの必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるビジネスモデル)株にとって成功と言えるでしょう。

同社はまた、GAAP(米国一般会計原則)ベースで160万ドルの利益を計上し、前年同期の170万ドルの損失から一転しました。

また、1株当たり利益は0.03ドルで、前年同期の損益トントンを上回り、またアナリスト予想の損益トントンも上回りました。

ズームは、通期売上高予想を5億3,500万ドル~5億4,000万ドルとし、アナリストのコンセンサスである5億2,600万ドルを上回りました。

7月に入り、ゴールドマンサックスのアナリスト、Heather Belliniがズーム株の高いバリュエーションを懸念し「売り」推奨を発表したことで、株価は下落しました。

なお、Belliniは、4月のIPO(新規株式公開)以降の株価の大幅な上昇を考慮し、目標株価を53ドルから66ドルに引き上げています。

7月10日時点で、株価は月初来で4.3%上昇し、3ヵ月前のIPO以来157%上昇しています。ズームの成長は確かに目覚ましいですが、時価総額はすでに250億ドルに達しています。

今年の売上高予想は5億3500万ドル~5億4000万ドルすぎないので、株価が割高かどうかを検討してもいいでしょう。(提供:The Motley Fool Japan

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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元記事の筆者Jeremy Bowmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株を保有し、そして推奨しています。