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【米国株動向】アップル、スポティファイに対抗しオリジナルポッドキャスト制作へ

モトリーフール米国本社、2019年7月18日投稿記事より

ブルームバーグの最近の報道によれば、アップル(NASDAQ:AAPL)は、一部のポッドキャストの独占配信権を取得するための投資を検討しています。

アップルはこれを認めていませんが、もし事実であれば大きな一歩となるでしょう。

音楽ストリーミングの競合であるスポティファイ(NYSE:SPOT)が、オリジナルポッドキャスト制作を開始したことから、アップルはポッドキャストの独占配信を検討しているのかもしれません。

【米国株動向】スポティファイのポッドキャスト戦略が浮上

スポティファイはすでに4億ドルをかけてポッドキャスト制作企業を買収しています。

スポティファイがポッドキャスト分野に参入したことで、アップルは戦略変更を余儀なくされたようです。

両社は現在、音楽ストリーミングサービスのトップの座を争っており、アップルはおそらくポッドキャストをもう一つの戦いの場と見なしているようです。

アップルがポッドキャストの独占配信に投資するのが賢明と考えられる3つの理由は以下の通りです。

アップル
(画像=Getty Images)

1. 潤沢なキャッシュを保有

アップルは直近四半期末時点で2,254億ドルのキャッシュを保有していました。

自社株買いや小規模なハイテク企業の買収などにキャッシュを費やしていますが、全体的な財務の安定性を損なうことなく、ポッドキャストに投資するための多額の資金が残っているでしょう。

2. すでにオリジナルコンテンツを制作

ポッドキャストの独占配信権購入はアップルにとって新しい材料ですが、同社はすでにオリジナルのビデオコンテンツを制作しています。

アップルは、今後予定されているビデオストリーミングサービス「アップルTV+」のビデオ番組制作に20億ドルを費やしていると伝えられています。

アップルがどのようにポッドキャストから収益を上げるのかはまだ不明ですが、独自の広告プラットフォームを立ち上げるのでしょう。

IABとPwCによると、ポッドキャストの広告収入は今から2020年の間で急増し、6億5,900万ドルに達すると予想されています。

3. サービス重視戦略への転換でスポティファイを見過ごせず

アップルは、売上の大部分を、自社デバイスよりも自社サービスからあげようとビジネスモデルを転換しつつあります。

すでにスポティファイと音楽コンテンツで激しい競争を繰り広げており、スポティファイのポッドキャストへの投資が、より多くのユーザーをスポティファイに引きつけ、アップル・ミュージックから離れてしまう可能性があります。

スポティファイの1億人の有料会員に対して、アップル・ミュージックには約6,000万人の有料会員がいます。

なお、米国内については、アップルの有料会員の方が多いと見込まれます。

スポティファイとアップル・ミュージックの競争は激しく、アップルはスポティファイの戦略を常に警戒していなければなりません

結論

ポッドキャストへの投資はアップルにとっては小さな動きに見えるかもしれませんが、サービス重視の全体戦略を加速させることになるでしょう。

最も重要なことは、ポッドキャストへの投資はアップルのスポティファイに対する競争力を高める可能性があり、それがアップルにとって最優先事項ということです。(提供:The Motley Fool Japan

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
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元記事の筆者Chris Neigerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アップル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、スポティファイ・テクノロジー株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。