富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

【米国株動向】アップル、インドでも収益性を重視へ

モトリーフール米国本社、2019年7月15日投稿記事より

アップル(NASDAQ:AAPL)は、インドで iPhone SE、6、6 Plus、6s Plusなど最も手ごろな価格のiPhoneモデルの販売を中止すると伝えられています。

Counterpoint Researchの最近の発表によると、インドのiPhone販売台数が第1四半期(10月〜12月)に前年同期比で推定42%減の約22万台に急減しています。

インドにおけるアップルの戦略はどうなっているのでしょうか?

重視
(画像=Getty Images)

売上数量よりも売上高と利益を優先

インドの経済紙The Economic Timesによると、アップルは正規販売店に対して、上記のモデルの在庫がなくなったところで、iPhone 6sが市場において一番安価なモデルになると伝えたようです。

インドの業界情報筋によれば、アップルは現在、売上数量よりも売上高と利益を重視しています。

この変更から、一番安いiPhoneの価格は約8000ルピー(約117ドル)も上昇することになるでしょう。

iPhone 6sは29,500ルピー(430ドル)、iPhone SEは約21,000から22,000ルピー(306ドルから321ドル)で販売されています。

IDCによると、インドのスマートフォンの平均販売価格(ASP)は、第1四半期において161ドルでした。

アップルがインド政府に提出した資料によれば、インドでの売上高は2018年度に前年比12%増加し、1,309億7000万ルピー(19億1000万ドル)となりました。

なお、利益は、収益性を重視したため約90億ルピー(1億3,070万ドル)に倍増しました。

アップル本社は、アップル・インドの利益を犠牲にしてまで値引きでの数量増を望んでいません。

低価格モデルが市場から消え、インドでのiPhoneの平均販売価格を引き上げ、利益と売上高の両方を高めるでしょう。

利益追求と数量増のトレードオフ

アップルは、世界的に売上高と利益を重視する戦略を取っています。

決算発表において、もはや販売数量の開示はしていません。iPhoneビジネスにおける最近の売上高成長は、数量増ではなく、主に価格上昇に起因しているものです。

一方、アップルは収益性が高いサービス事業の拡大を図ってきました。

同社は最近、他社のプラットフォームでのサービス提供に比較的オープンになってきましたが、依然として自社のハードウェアに大きく依存しています。

iPhone部門の収益性を強調することで大幅な数量増が見込めない場合、サービス部門の収益性に影響を与える可能性もあります。

特にインドのように巨大な市場だが中間層の平均所得が低い国の場合はなおさらでしょう。(提供:The Motley Fool Japan

【米国株動向】アップルのサービス事業拡大の鍵握るモバイルゲーム

(米国株投資にご関心がある場合は、モトリーフールの下の記事をご参照ください。)
「米国株投資を始めるのに適した、国内のネット証券5社を比較」


フリーレポート配信
モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて無料で「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

また、テクノロジー分野に投資したい投資家として知っておくべき情報も無料で配信しております。「人工知能というテクノロジーの「第三の波」が、日本の年間GDP以上の付加価値を生み出す」こちらからご覧ください。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。


元記事の筆者Evan Niu、CFAは、アップル株を保有しています。モトリーフール社は、アップル株を保有し、そして推奨しています。モトリーフール社は、アップル株に関するオプションを保有しています(2020年1月の150ドルのロング・コールと2020年1月の155ドルのショート・コール)。