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【米国個別株動向】GEは復活しつつあるのか?

モトリーフール米国本社、2019年5月19日投稿記事より

ゼネラル・エレクトリック(ティッカー:GE)のCEOラリー・カルプは、5月上旬に開催された株主総会で、2019年は「全面的に見直し」の年で忍耐が必要と強調しました。CEOの新戦略や先日の決算発表等を見ると、GEは適切な方向に進んでいるようです。では、GEは復活しつつあるのでしょうか?

GE
(画像=Getty Images)

アナリスト予想を上回る四半期決算も十分ではない

2019年第1四半期(1月~3月)決算は、今後に幾分望みを持たせるものでした。売上高と利益は、アナリスト予想をそれぞれ約9%上回りました。より重要だったのは、フリーキャッシュフローの赤字が、前年同期の17億6,000万ドルから12億ドルへ大きく改善していたことです。

ただ、CEOのカルプによれば、これは支払いのタイミング等によるもので、通年の約20億ドルのフリーキャッシュフローの赤字予想は変更していません。経営陣は、リストラ等を進めている最中なので、今後の展望について投資家が過度の期待を抱かないように腐心しているとみられます。

米国個別株動向】GE決算:キャッシュフロー改善で予想上回る増益

GEの株価推移(ドル)

【米国個別株動向】GEは復活しつつあるのか?
(画像=出典:YCHARTS。2019年5月16日時点)

電力ビジネスの動向に注目

カルプは、コスト削減、バランスシートの改善、航空宇宙部門を中心とする事業再構築を進めています。航空エンジンを含む航空宇宙部門の2018年の利益率は21.2%で、今後も、ボーイング737MAX機の運航停止にもかかわらず、高い利益率を維持していくと予想されています。

ヘルスケア部門も同様に堅調で、昨年の利益率は18.7%でした。ヘルスケア部門の一部はダナハーへ売却されますが、GEの病院や医療機器市場への大きなエクスポージャーは維持されます。

GE復活の鍵を握るのは、エネルギー事業の改革です。経営陣によれば、電力事業は、少なくとも今後3年間は赤字を出し続ける見通しです。この背景には、事業関連の年金問題、不採算契約、2015年のアルストム買収に関連した負債があります。電力事業は、昨年228億ドルの赤字でした。

結論

2019年は、前年よりは好業績となっていますが、GEが復活したと言うには時期尚早と考えられます。GEは、カルプの下でついに長年の問題解決に取り組み始めました。

しかし、結論としては、短期的には株価上昇のカタリストは見受けられず、投資家は数四半期間は経緯を見守る必要があるでしょう。(提供:The Motley Fool Japan


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