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【米国個別株動向】ゼネラル・エレクトリックの株価が急変動した理由

モトリーフール米国本社、2018年12月27日投稿記事より

上昇した株式はいずれ下落することは株式相場ではままあることです。

12月25日、ゼネラル・エレクトリックの株価は6.8%も上昇しました。これは同社の特筆すべきニュースによるものではなく、市場全体の上昇のおかげです。

そして12月26日、ゼネラル・エレクトリック(ティッカー:GE)の株価は5.5%下落しました。この下落に関しても、特段のニュースはありませんでした。

【米国個別株動向】ゼネラル・エレクトリックの株価が急変動した理由
(画像=Getty Images)

なぜこのようなことが起きるのか?

このような株価の動きはファンダメンタルズとは無関係な「変なもの」として一蹴されるべきでしょうか? そんなことはありません。

ウォール・ストリート・ジャーナルが今週初めに報じたように、今年の大きな株式取引の特徴の一つは、株式投資の大部分がプログラムによる「アルゴリズム」取引によって行われるようになったということです。

自動化された取引プログラムが、現在、市場のおよそ85%を支配しています。

このような「前例のない取引プログラム」が一定の方向に動くことを決定するときは、モメンタムに乗ってその方向へ株価の大きな動きをもたらします。

これこそが、特段のニュースなしに、一昨日にゼネラル・エレクトリックに大量の買いが入り、昨日に急速な売りが入った理由だと考えられます。


今後はどうなるの か?

ほとんどの個人投資家は、「アルゴリズム」取引に参加するために必要なスーパーコンピュータにアクセスできません。

しかし、それは必ずしも悪いことではありません。そのことによって、個人投資家は自身が本当に理解している企業を買うことができ、価格が割安なときにその株式を買うことができます。

「アルゴリズム」取引はウォールストリートでは非常に人気があります。しかし、最近その取引はうまくいっておらず、ヘッジファンドはこの2、3ヶ月の間に損失を拡大させています。

今後は、コンピュータに頼った「アルゴリズム」取引ではなく、本当に価値のある株式が取引されるように、本来の流れに揺り戻しがあるかもしれません。

今週のゼネラル・エレクトリックの急激な株価の動きは、個人投資家にとっては、株式取引自体に不安を煽るものでしょう。

個別銘柄だけでなく、市場全体も大きく揺り動かしました。しかし、この動きは、同時にウォールストリートの「アルゴリズム」自体に対する信任を揺さぶるものだと思われます。

そのことは、株式のファンダメンタル分析の重要性を再認識させるものになるといえるでしょう。

したがって、「アルゴリズム」による株価の大きな変動をチャンスとして捉え、一時的に大損をしても、株価は本源的価値にいずれは近づくものだという信念を持ち続けてよいでしょう。

嵐が去れば静けさが戻ります。(提供:The Motley Fool Japan

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