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【第1回】 米国で読み継がれるお金の名著3冊

古典,名著
(画像=Happy window/Shutterstock.com)

目次

  1. はじめに
  2. 賢い投資をし、財産を築くための基本
  3. バフェット氏も絶賛の『賢明なる投資家』
  4. お金は善だ!『金持ち父さん 貧乏父さん』
  5. 積極的思考が秘めるパワー『富を引き寄せる科学的法則』
  6. 成功者の思考の本質を知る

はじめに

投資で失敗しないために必要なことはいくつかあるが、第一に必要なのは知識だろう。なんの知識も持たずに、やみくもに投資を始めてもなかなかうまくいかない。最初はビギナーズラックに恵まれても、それが長続きすることはほとんどない。

もちろん、失敗を重ねて経験を積むうちに知識を得て、上達することもあるだろうが、それができるのは時間がある若いうちだけ。年を重ねるほど、失敗を取り返す時間は短くなる。

やはり知識を得るには、投資に精通した人のアドバイスを聞くこと、そして本を読み、自分で考えることだ。そこで、投資で成功するための知識や示唆を与えてくれる「読むべき本」を紹介していこう。

賢い投資をし、財産を築くための基本

米国では毎年、多くの「お金の名著」が多く出版される。時代や流行を敏感に反映した本が売れるのだが、一方で「読み継がれる名著」も多く存在する。

時代は変わっても、賢い投資をし、財産を築くための根本的な考え方は変わらない。では、どのような本が読み継がれているのか。3冊の「古典」を紹介しよう。

バフェット氏も絶賛の『賢明なる投資家』

お金に関するバイブルと呼ばれる本には、変わらないテーマがある。「勤勉」「自己責任で運命を切り拓く」「成功の秘訣を簡単な法則に煮詰める」「一般人にも実行できる秘訣」「お金は悪ではない」といったもので基本的な心構えを教えるものが多い。

ベンジャミン・グレアム著の『賢明なる投資家』は、その代表格だ。戦後間もない1949年に初版が出たが、今も米国の投資家の愛読リストに必ず出てくるほど根強い人気を誇る。あの「投資の神様」ことウォーレン・バフェット氏も、この本の大ファンであることを隠さない。その人気の秘密は、どこにあるのだろうか。

この「バリュー投資の古典中の古典」には、「現在の株価が実際の価値を下回っているお得な株式を探すコツ」が詰め込まれている。最も大切な教えは、「高すぎる株価では買わない」という心構えである。だが、言うは易く行うは難し。相場がイケイケであれば、誰でも浮かれてしまい、実は収益性が低い銘柄や、値がピーク域に達した株に手を出したくなる。

バフェット氏も2008年、原油価格高騰の最中、割高になっていた米総合エネルギー大手コノコフィリップス株に大規模な投資をして、盛大にコケてしまったことがある。当時は、原油が上げ続けるように思えたが、その後暴落して大損を出すことになった。

だからこそバフェット氏は、「高すぎる株価では買わない」ための平常心を保つべく、『賢明なる投資家』をボロボロになるまで読んでいるのだ。投資のバイブルと称されるだけあって、投資に必要とされる自己鍛錬の方法や、熱狂の中で心の平安を保つ方法を教えてくれる。ロングセラーであることは、ある意味当然なのだ。

初心者からプロまで、誰でも学べる平易な内容で、バフェット氏は「投資に関する著書の中では、最良だ」と太鼓判を押す。日本語版も出されており、ぜひ手に取りたい一冊だ。

お金は善だ!『金持ち父さん 貧乏父さん』