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【第1回】 教育が最大の投資 富裕層によるエリート再生産教育とは?

目次

  1. はじめに
  2. 富裕層が重視する子どもの教育の内容は?
  3. 富裕層の教育はゆとりが大事?
  4. 専門家へのインタビュー〜家庭教育の重要性〜
  5. 富裕層だから作れる理想的な教育環境
  6. ある富裕層のケース

はじめに

子どもには、世界を渡り歩くようなグローバル人材になってほしい。そう願う読者も多いのではないか。しかし既存の教育制度では何か物足りなさを感じる、という人も少なくないだろう。その直感は当たっている。

日本には「国際感覚を育む」という環境があまりにも少ないからだ。そしてそれは日本の教育のデメリットの一つに過ぎない。子どもに本当にいい教育とは何か?もし自分に選択肢があるなら、どのような教育を選ぶべきか?選択肢のある富裕層たちが選ぶ教育から、それを読み解いていこう。

富裕層が重視する子どもの教育の内容は?

第一回目の筆者は普段、普段金融関連の研究職をしており、富裕層の子弟の教育についてリサーチしたり、また、その相談を受けることがある。 他の富裕層が子弟の教育に対して何を考えているのかは、参考となる点も多々あり、読者が知りたいところではなかろうか。今回は、富裕層が重視する総合的な学力について、見聞きしたことなどをまとめたいと思う。

富裕層の教育はゆとりが大事?

富裕層の教育は「ゆとり教育」である。このように言うと、驚かれる方もおられるかもしれない。私自身、かなりミスリードを引き起こしかねない表現をしていると思うからだ。 「ゆとり教育」といっても、ただ、学力面を軽視した教育というわけではない。実際、あまり知られていないことだが、「ゆとり教育」は本来エリート教育を目指したものだった。 暗記をし、反復練習をするという狭義の学力形成では、優秀な子供の可能性を摘み取ってしまう可能性がある。そこで、生活の中で子供が持つ疑問や関心を、「自由に」問題解決するということで、非常に幅広い現象に対して、因果関係を知り、さらにその根底にある自然法則や学問的知識にアクセスすることで、深い知識に達する―――それが「ゆとり教育」の理念。つまり、超高度なエリート教育といえるのだ。

専門家へのインタビュー〜家庭教育の重要性〜