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「日経アジア300指数」とは?アジア投資が身近になる指数を理解しよう

新興企業の多いアジア市場に注目している投資家も多いのではないでしょうか。

  • アジア市場の動向を知りたい
  • アジアを代表する企業について知りたい
  • アジア全般の大型株に投資をしたい

そんな要望に応える指数が日経アジア300指数です。日本を除くアジア市場全般の動向を知りたいときや、アジア各国を代表する企業を知りたいとき、さらにはアジア全体の優良大型株に投資をしたいときに、投資家の助けになってくれる株価指数です。アジアの経済動向を知るにあたってよく話題になる指数でもあります。アジア関連に投資したい人は日経アジア300指数に注目しましょう。

日経アジア300指数
(画像=Getty Images)

日経アジア300指数とは

日経アジア300指数は、日本経済新聞社が選んだ日本を除く東アジア・東南アジア地域を基に算出した株価指数です。2016年12月から算出された比較的新しい指数です。2005年まで遡って算出されており、アジア全体の株式市場の動向を見るのに優れています。元となる指数の算出はアメリカのS &Pダウ・ジョーンズ・インデックスが行なっています。

「日経アジア300指数」とは?アジア投資が身近になる指数を理解しよう
(画像=出典:日経アジア指数プロファイル)

関連指数には以下のものがあります。

  • 日経アジア300インベスタブル指数
  • 日経アジア300香港指数
  • 日経アジア300中国指数
  • 日経アジア300タイ指数
  • 日経アジア300インドネシア指数

アジア全体の市場をはじめ、香港指数、タイ指数、インドネシア指数、シンガポール指数と国別の指数もあるため、アジア全般の動向も国別の動向を追うこともできます。

日経アジア300指数の構成

日経アジア300指数の構成を簡単に整理しておきます。日本経済新聞社が選んだアジアの有力企業群の「Asia300」をベースに構成されています。また日経アジア300指数以外にも、前述した派生する地域の指数も基本的な算出方法は同じです。

日経アジア300の構成国

日経アジア300の構成国は中国、香港、台湾、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドの合計11カ国です。東アジアとASEANの主要国をほぼ全てカバーしています。ラオスやミャンマーにも株式市場はありますが、規模があまりにも小さすぎるため対象には入っていないようです。(ラオスもミャンマーも上場企業は10にも満たない)

日経アジア300の選定条件

日経アジア300の選定条件は、時価総額で上位に入る各国を代表する大手企業が対象となっています。アジアはいわゆる財閥などが経済を寡占している国も多く、大型銘柄の動向が国の動向にほぼ一致することも珍しくありません。ちなみにアジアの小型銘柄の中にはコンプライアンスなどに不安のある企業もあるため、指数には組み込まれていません。日経アジア300に選ばれる企業は各アジアの優良企業ばかりだということです。

日経アジア300でアジア株全体の動向も国別の動向も捉える

日経アジア300指数を観察すれば、日本を除く東アジアと東南アジアを含めたアジア全般の経済動向を捉えやすくなるというメリットがあります。また日経アジア300指数は国別にシリーズ化されているため、アジアの国ごとの大まかな動向もそれぞれ捉えやすいのも良いところです。

例えば日経アジア300指数と各国別の日経アジア300国別指数を比べてみることで、アジアでもどの国の市場が調子が良いかも見えてきます。投資家だけでなく実業に携わるビジネスマンなども参考にしやすい指数のシリーズです。

日経アジア300の構成銘柄からアジアの代表企業を知る

日経アジア300の構成銘柄にはアジア各国の優良企業が選抜されています。

例えば香港市場からは中国を代表するIT企業のテンセントや石油のペトロチャイナ、通信の中国移動など、中国株を取引する投資家には馴染み深い大型株が数多く選ばれています。韓国ならばサムスンなどの財閥企業から最近勢いのあるネット関連のネイバーなど、インドならばタタ・グループ、タイならばサイアム・セメントなど、各国を代表する企業群が構成銘柄に名を連ねています。中国株や韓国株は日本からも情報が入りやすいため、優良企業を探すのは難しくありません。

しかし、インドネシアやタイ、ベトナムの個別銘柄となると、現地に縁がないと個別銘柄までは良く分からないのではないでしょうか。日経アジア300に選ばれている銘柄はその国を代表する銘柄です。そしてアジアの小型株は投資するにはリスクの高い銘柄も多く、米国の中小型のイノベーティブな成長株への投資とはまた意味合いも違ってきます。

アジアの成長国の銘柄ならば、大型株でも比較的リスクをとった投資になりがちです。そのためアジア各国の投資に興味をもつなら、最初は日経アジア300に選ばれている個別銘柄の中から投資対象を選ぶのも良いアプローチです。アジア各国への投資は、ネット証券ならばSBI証券、楽天証券がサービスを提供しています。

対面証券の中にはアイザワ証券のようにアジア各国の取り扱い銘柄が豊富なところもあります。また東アジア・東南アジア各国に駐在員やビジネスなどで働く機会がある場合、現地を代表する国の企業を教養として知るためにも、日経アジア300に選ばれている銘柄を参考にできます。

前述の通りアジア各国は財閥や大手企業の寡占が珍しくないため、日経アジア300に選ばれた銘柄を知るだけでも、その国の経済に大きな影響を与える企業の大部分を知ることができます。

例えば台湾の指数を調べれば、多くがIT企業や半導体関連です。このように各国の強い産業なども構成銘柄から見えてくるはずです。

日経アジア300インベスタブル指数と連動する投資信託

日経アジア300指数からアジア各国の優良銘柄を探すことで、個別銘柄を選択する参考になります。一方でアジア株をわざわざ個別銘柄で投資をするよりも、丸ごと買って投資したいというニーズもあるのではないでしょうか。日経アジア300から派生した「日経アジア300インベスタブル指数」に連動した投資信託を買えば、アジアの優良大型株全般に分散投資ができます。

例えば投資信託に三菱UFJ国際投信の運用するeMAXISシリーズのなかに「日経アジア300インベスタブル・インデックス」という投資信託があります。その名の通り日経アジア300インベスタブル・インデックスに連動しており、アジア全般の優良銘柄に分散投資できる投資信託です。eMAXISシリーズ以外にも「三井住友・日経アジア300iインデックスファンド」や「ニッセイ日経アジア300iアクティブファンド」も日経アジア300インベスタブル・インデックスに連動した投資信託なので好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

個別銘柄ではなく、アジア全般の活発な消費の急増や成長企業に期待をするなら、指数に連動する投資信託を買うのも悪い選択肢ではありません。

まとめ

日経アジア300指数は、日本経済新聞がアジア企業の株価動向を総合的に把握するために考案した指数です。国別、地域別、目的別に派生した指数もあります。日経アジア300指数を通して、アジア全体の株価動向だけではなく、アジア各国の株価動向の把握と比較も可能です。

そして日経アジア300指数に選ばれた各国の銘柄は、各国を代表する優良企業なので、個別銘柄に投資する際も最初はこの中から選んだ方が無難かもしれません。また日経アジア300インベスタブル指数に連動した投資信託も販売されています。アジア全体に投資をするなら投資信託で指数そのものを買うのもおすすめです。

例えば、

  • eMAXISシリーズ:日経アジア300インベスタブル・インデックス
  • 三井住友・日経アジア300iインデックスファンド
  • ニッセイ日経アジア300iアクティブファンド

が挙げられます。(提供:The Motley Fool Japan


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