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「宇宙服のサイズが足りない」 女性宇宙飛行士オンリーの船外活動がキャンセルされたたのは、衝撃の理由だった

宇宙から見た地球 イメージ写真

予定されていた女性宇宙飛行士のみによる船外活動が直前にキャンセルされた。

理由を聞いて驚くなかれ...

彼女たちに合うサイズの宇宙服の数が足りないからだ。

嘘ではない。

NASAの宇宙飛行士のアン・マクレーン飛行士、クリスティーナ・コーク飛行士は、3月29日に史上初の女性のみによる船外活動に参加する予定だった。

しかしNASAは、その直前の3月26日に「宇宙ステーションにある宇宙服の在庫状況」を理由に、予定が変更されたと発表した。

その結果、コーク飛行士は男性のニック・ハーグ飛行士と組むことになる。彼らの任務は、強力なリチウムイオン電池を国際宇宙ステーションに設置することだ。3回にわたる連続任務の中の2回目となる。

1回目の船外活動は、3月22日にマクレーン飛行士とハーグ飛行士によって行われた。その際マクレーン飛行士は、Mサイズの宇宙服の上半身がベストサイズだとわかった。

マクレーン飛行士がTwitterに投稿した1回目の船外活動の様子 

問題は、コーク飛行士も同じサイズを着用するのに対し、Mサイズは1着しかないことだ。NASA広報担当者によると、サイズは、M・L・XLがある。

これに対し、ヒラリー・クリントン氏は「もう1着作りなさい」とTwitterでアドバイスを投稿。

他にもSNSでは、「嘘でしょ?」「冗談かと思った」「もっと前に分からなかったの?」などのコメントが寄せられた。

The New York Timesは、NASAの広報担当者が「国際宇宙ステーションには実際にはMサイズの上半身宇宙服は2着あります。しかし1着はまだ船外活動の為に設定がされておらず、それをするにはクルーにとって多くの時間と労力が必要です。そして、金曜日の任務に間に合うか、というリスクもあります」と話したと報じた。

米ラジオNPRの2017年の記録によると、NASAの宇宙服は合計11着しかなく、デザインされたのは40年以上前だという。しかも、1着をゼロから製作するには2億5000万ドル(約276億円)かかるそうだ。

NASAの広報担当者はAFPに、「NASAは宇宙飛行士らに適切な宇宙服のサイズを予測する努力をしますが、宇宙での重力の少ない環境での生活の影響で、個々に合うサイズが変化することもあります」と話した。

国際宇宙ステーションでは、1998年から今まで200回以上の船外活動が行われてきた。それらはすべて男性のみか、男女混合のチームであった。

ハフポストUS版の記事を翻訳、編集、加筆しました。