富裕層・投資家の「今と先」を伝えるキュレーションサイト

「夫婦でお金の話をまったくしてない」のはまずいかも?

日本人は、たとえ親しい間柄であったとしても、“お金の話”をオープンな場ですることを避ける傾向にあります。家族であっても同様で、資産状況やお金の使い方について簡単な相談をすることはあっても、個々人の投資傾向や意思決定のあり方について話をする機会はごくまれでしょう。場合によっては、積極的にお金の話をしようとした途端、嫌がられてしまうことすらあります。

その背景には、日本人特有の金銭感覚があるのかもしれません。もともと日本は、戦後の復興期やバブル崩壊など、お金に関して苦労してきた歴史があります。そのようなつらい経験を経てきた人々が、団塊の世代を中心として、経済の中枢を担ってきました。その結果、家庭内でもお金の話をすることは避けられる傾向があったといえるでしょう。しかし、お金の話をしないことが、将来のリスクにつながる可能性もあります。

夫婦でお金の話をしないのは危険!?

夫婦,お金の話
(写真=WAYHOME studio/Shutterstock.com)

では、なぜお金の話をしないことが将来のリスクにつながるのでしょうか。その理由は、“お金に関する認識が共有できないため”です。とくに夫婦の場合、金銭感覚のズレによって不和が生じるケースも少なくありません。共働きの家庭で、いわゆる独立採算制を採用するのは問題ありませんが、それでも、「お互いがどのような金銭感覚を持っているのか」については、密に話し合っておいた方がいいでしょう。

とくに、日常品の購入や家賃、水道光熱費、通信費などの固定費に関しては、「それぞれどのように使いたいのか」を明確にしておくのがおすすめです。日用品や月々の固定費は、中長期的な資産形成にも大きく影響するだけでなく、個々人のライフスタイルが如実に反映される部分でもあります。「どのような理由でどのくらいの金額を支出するべきなのか」「どのようにしたいのか」について、事前に話し合っておきましょう。

夫婦でお金の話をする際のポイント

夫婦間でお金の話をする際には、どのような点に注意すればいいのでしょうか。家計の安定性や将来の資産形成という観点から、さらに掘り下げて考えていきましょう。

将来の方向性を共有する

お金の話は、お互いが思い描いている「将来の方向性」を土台にし、それぞれの意見を共有する形で行うといいでしょう。“お金”という数字の部分だけにとらわれてしまうのではなく、その裏側にある「なぜ」に着目し、将来の方向性について共有してみてください。そこから、「相手が何を大事にしているのか」「そのためにどうお金を使うべきなのか」といったことが見えてきます。

価値観のすり合わせを行う

それぞれが思い描いている将来の方向性が共有できたら、さらに「価値観のすり合わせ」を行います。日用品の購入や固定費はもちろん、それ以外の支出についても、お金の使途というのは個々人の価値観がベースになっているものです。そのため、価値観をきちんとすり合わせておかないと、お金の使い方に対する理解を得ることができず、結果的に金銭感覚がズレてしまうことにもなりかねません。

過去・現在・未来を見据えた準備をする

お金の話をすることで、漠然とした不安を払拭して夫婦のよりよい未来につながることが期待できます。つまり、将来必要になる可能性のある資金をあらかじめ見積もり、資産形成していくことにつながるのです。そのためには、これまでに使ってきたお金と現在の財政事情、そして未来を見据えた準備が必要になります。過去・現在・未来というそれぞれの時間軸をベースに、お金について相談してみましょう。

「家族会議」でお金についての話をしよう

家計や将来の備えという観点からも、家族会議を開催する意義はあります。できれば定期的に開催し、お金に関するそれぞれの認識を共有することがおすすめです。自然にお金の話ができるようになれば、安心して将来に備えることができるでしょう。お互いが安心して気持ちよく生活していけるよう、ぜひ積極的にお金の話をして未来の資産形成へとつなげていきましょう。(提供:ANA Financial Journal

【おすすめ記事 ANA Financial Journal】
「お金持ちは長財布」はもう時代遅れ?
日本は借金大国?世界の債務残高はどのくらいのか
ビジネスセンスが現れる!差がつく「手土産」3選
サービスで選ぶエグゼクティブのカード
プラチナカードの審査の仕組みとは