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「大阪万博」 現実買いへ

三精テクノ、杉村倉に続く銘柄は?

株式新聞,大阪万博
(画像=PIXTA)

2025年の開催が決まった大阪国際博覧会(万博)に、26日の東京株式市場が沸いた。かねてから関連銘柄として注目されていた杉村倉庫(9307・(2))がストップ高したほか、建設や交通分野などを中心に幅広い銘柄に物色が波及。全体相場の上げ材料にもなり、この日の日経平均株価は前週末比165円高と続伸。2兆円の経済効果への夢は、現実買いにシフトする。ここから続く有力銘柄を探った。

万博やカジノを含むIR(統合型リゾート)の大阪招致をめぐっては、株式新聞でも折に触れて関連株を取り上げてきた。その一つ、杉村倉は万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)に展開する倉庫株。桜島埠頭(9353・(2))とともにこの日は値幅制限いっぱいに買われた。

前週末比で一時2割超値上がりした三精テクノロジーズ(6357・(2))は、1970年の最初の大阪万博に動く歩道やジェットコースターを提供した舞台設備メーカー。大阪を地盤とする建設会社も人気化。浅沼組(1852)が急伸し、森組(1853・(2))もストップ高して約半年ぶりの水準を奪回した。

関西エリアの交通や不動産に絡む銘柄も関心を集めている。近鉄グループホールディングス(9041)や京阪ホールディングス(9045)が上値を追う動きを続けたほか、特区民泊を活用した宿泊関連施設などで商機が広がる燦キャピタルマネージメント(=サンキャピタ、2134・JQ)が大幅高となった。

25年大阪万博の経済効果は2兆円と試算されている。さらに、万博開催が決まったことで、同じ夢洲で大阪府が目指すカジノ開設への期待も一段と高まった。今後も物色熱は盛り上がる可能性がある。

前出の銘柄のほかにも有力株は浮上する。今回は万博誘致委員会オフィシャルパートナー企業の中から3社を選んだ。

一つ目は翻訳センター(2483・JQ)。翻訳サービスの大手で、見本市などのコンベンション分野にも事業領域を広げている。13年に東京五輪の20年開催が決定した直後も株価が大きく上昇するなど、勢いが増す可能性がある。

サイネックス(2376)は大阪市に拠点を置く生活情報メディア。過去には、ふるさと納税を通じた「太陽の塔」の内部公開にかかる寄付金募集を代行するなど縁も深く、「万博開催による地域経済の活性化は追い風」(サイネックスの広報担当者)。今後は関連銘柄としての認識が市場に広がりそうだ。

また、ダイヘン(6622)は25年大阪万博でEV(電気自動車)へのワイヤレス給電を実用化する考え。カラー鋼板の淀川製鋼所(5451)は、万博記念公園内のサッカースタジアムに金属製外装材が採用された実績がある。(11月27日株式新聞掲載記事)

カジノ関連株
(画像=株式新聞)

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